趣味を通じて

リハビリ部のYです。

ほんのわずかに暑さがやわらいで一安心です。

ここ4年ほど、週末の夕方、月に2回程度、趣味で草野球をしています。

小学生から高校まで野球に打ち込んできましたが10年ほどご無沙汰でした。

科学技術の進歩は野球にも顕著にあらわれ
バット一つとってみても従来の金属バットより
30m以上遠くまで飛ばすことのできるバットが開発されています。

しかしお値段もそれなりでして

しばらくへそくりをしてやっと購入することが出来ました。

バットの値段を知った妻の恐ろしい表情は
今でも脳裏に焼き付いているとかいないとか。

冗談はさておきまして、

長いブランクがあるものですから
18歳のあの頃と比べて自身の体の衰えに驚きが隠せません。

あの頃簡単に出来ていたプレーが今では至難のワザ。

自分自身の失われた身体機能と日々向き合っています。

ですが最近、
動けないことも含めて楽しむことが出来るようになってきました。

できないことばかりに目を向けるのではなく
現在の自分にできることを活かして
できることとできることを組み合わせていく。

これは、日々のリハビリテーションの業務に
大いに通ずるものがあることに気が付いたのです。

我々リハビリテーション部は、
ご利用者様の日常生活の中での「できない」と
日々向き合っています。

できなくなったことや失われてしまったものだけに
目を向け続けるのではなく、
現在の機能や本人の強みにもしっかりと着目して
それらを活かし伸ばすことで
できなくなったことや弱った部分をカバーしていく。

そして家庭や地域の中で少しでも長く活躍していただく。

そんな思いを胸に日々リハビリテーションに励んでいます。

かなり長文になってしまいましたが
この思いがご利用者やご家族だけでなく
職員をはじめこの記事を読んでくださった皆さんにも
届くと幸せだなあと思います。

おわり